
結婚指輪は女性目線?
日本に限らずヨーロッパでも、結婚指輪選びは圧倒的に女性が主導権を握っているようです。
確かに、多くの男性にとって「指輪」はまさに未体験ゾーン。何を基準に選べば良いのか困ってしまう男性が大部分かと思います。
そのため、女性が結婚指輪選びの主導権を握るのは自然な流れですし、結婚指輪には「女性目線」を意識したデザインが多いのもうなずけるでしょう。
日本で人気の高い「結婚指輪」は、日本の女性が好むほっそりとした可愛らしい、華奢なデザインがほとんどです。
そして、日本の場合「結婚指輪」は、鋳造製法(ちゅうぞうせいほう)という製造方法で作られます。
鋳造製法とは、簡単に説明しますと、鋳型(いがた)と呼ばれる型の中に溶解した金属を流し込み、冷えて 固まった後、金属の表面を磨いて仕上げる製法です。
この製法で仕上げられたリングは、耐久性や着け心地よりもファッション性や価格を優先する場合に用いられる製法で、一般的にファッションリングに適していると考えられています。

結婚指輪とファッションリングの違い
日本で結婚指輪が一般的になってきたのは、わずか70年ほど前のことです。
世界大戦が終わりを告げ、日本の経済成長が急速に進む中、指輪文化を含むさまざまな欧米文化が流入しました。
ただ、残念ながら「結婚指輪」の場合、大切な「メンタル面」すなわち「絆の象徴としての結婚指輪」という意味は重要視せずに広がってきたように思います。
その結果、日本では結婚指輪とファッションリングの違いが曖昧で、あたかもファッションジュエリーを選ぶような感覚で「結婚指輪」を選んでしまっています。
もし、ヨーロッパのように結婚指輪を「絆の象徴」「一生涯身につけるためのリング」と認識していれば、おそらく日本の結婚指輪に対する考え方も大きく異なっていたことでしょう。
クリスチャンバウアーでは、「結婚指輪」本来の意味、夫婦おふたりで一生涯着けていただくためのリングを選ぶ大切さ、選ぶポイントをお伝えし、日本でも「本当の結婚指輪選び」が定着するように、そしてその意味を知ったからこそ、さらに幸せになっていただけるよう、これからもサポートして参ります。
次のコラム