ブライダルリング ~ あなたならどちらを選びますか?①

クリスチャンバウアーのリング製作工程

ジュエリーの製作方法

ジュエリーの製作方法には、大きく分けて「鍛造(たんぞう)製法」と「鋳造 (ちゅうぞう)製法」があります。

 

鍛造製法は、金属素材を直接加工しながら成形していく工法で、鋳造と比較して作業工程が多くなるので、工賃などコストが高くなります。

 

鍛造製法をさらに深く掘り下ていくと、鍛造の中にもいくつかの異なる工法がありますが、その話はまた別の機会にいたします。

 

一方、鋳造製法は、これから作り上げるジュエリーの形をした鋳型(いがた)を作成し、溶かした金属をその鋳型に流し込み、冷えて固まれば完成する工法です。


デザインにより鋳型は異なりますが、鋳型さえあれば、あとは金属を流し込んで作り上げることができるので、鍛造に比べて工程が少なく済みます。そのため鍛造と比較するとコストを低く抑えられます。

 

鍛造製法と鋳造製法にはどちらも長所と短所がありますので、指輪のデザイン、 ダイヤモンドのセッティング、指輪を使うシチュエーションなどによってそれぞれ向きと不向きがあります。

 

まずは鋳造製法の特徴を「ブライダルリング」を例に少しご説明してみましょう。

クリスチャンバウアーの婚約指輪

婚約指輪はダイヤモンドが主役

「ブライダルリング」とは、婚約指輪と結婚指輪の総称ですが、一般的に婚約指輪は、ダ イヤモンドが主役で、金属部分は「マウント」と言ってダイヤを囲む枠であり、ダイヤを支えるためのものです。

 

4C (カラー、 カラット、 クラリティ、カット)で評価されたダイヤを指輪としてより美しく大きく見せるため、金属部分には華やかで細身のフォルムが求められます。

 

婚約指輪を思い浮かべてみてください。

V字、ウェーブ、S字等の繊細なラインで表現されることが多いですね。

この様な指輪には強度や耐久性よりもデザイン性が求めらるので、自由にデザインを施せる鋳造製法が向いているといえます。

 

次回は、鍛造製法の工法と特徴についてご説明いたします。